呼吸器内科|とくだ内科クリニック 大東市 四条畷 学園町|睡眠時無呼吸症候群 SAS

とくだ内科クリニック
JR四条畷駅より東口降りて徒歩1分 大阪府大東市学園町3番5号 Tel072-877-1414

呼吸器内科

呼吸器内科とは

呼吸器の病気には、風邪・ぜんそく・肺気腫・肺炎・気管支炎などがあります。

このような症状は、ご相談ください(例)
  • 咳が止まらない
  • やけに痰が出る・痰が多い・血の混じった痰が出る
  • 何となく息苦しい、ちょっと動くだけで息が切れる
  • 呼吸時にゼイゼイ、ヒュウヒュウという音がする

睡眠時無呼吸症候群について

どんな病気?

「睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)」は「SAS(サス)」ともいい、寝ている間に息が止まってしまう病気で、そのまま放置していると脳や心臓に大きな影響を与えます
睡眠中に10秒以上呼吸が止まったり弱くなったりすることを1時間あたり5回以上繰り返すと診断され、この回数が増えるほど重症と判断されます。
SASの原因には、扁桃が大きい、舌が大きい、鼻詰まりから口呼吸となり喉がふさがる、太って首回りの脂肪がついてしまった、などがあります。小さなあごや平らな顔などの日本人の骨格も影響し、太っていない方でも起こるため油断は禁物です。
SASの症状の中で代表的なものは「大きないびき」です。いびきがあれば必ずSASという訳ではありませんが、寝ている間のいびきが頻回な場合は特に注意が必要です。

大きなイビキをかく 夜間に何度も目が覚める 気象時に頭痛やだるさ 夜間に呼吸が止まる 居眠り運転をよく起こしそうになる 日中いつも眠たい
放置は危険です!
【こんなにもリスクが増加!】 高血圧約2倍・脳血管障害約4倍 心疾患約3倍 糖尿病約1.5倍 多血症・肺高血圧、不静脈など ※推定4000万人の高血圧患者さんの10%にSASの合併があると言われています。

睡眠時無呼吸によって睡眠中の低酸素血症、高炭酸ガス血症が続くと、生活習慣病のリスクが増大します。特に、心臓・血管系、神経系の問題が指摘されています。

また、日中の眠気のために仕事に支障を来たす居眠りによる事故を増やすなど社会生活にも悪影響を及ぼします。

睡眠時無呼吸症候群 診療の流れ

1.問診と簡易検査
ご自宅での検査イメージ

最も重要な問診で色々な質問にお答えいただき、その結果、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には簡易検査を行います。

簡易検査とは?
ご自宅で睡眠中に小さな機械を付けていただき、睡眠中のいびきの状況や血中酸素濃度の推移をおおよそ把握することができます。検査機器は、当院受診後に提携している業者より宅配便で届きます。
2.結果説明

後日来院いただき、簡易検査データの解析結果をお伝えします。治療の必要がある方は今後の治療方針についてご説明します。
問題のない方は結果説明のみで終了となりますが、今後は生活習慣の改善が重要になります。この機会に日常の生活習慣を見直し、健康な毎日が送れるように見直してみるのもいいかもしれません。管理栄養士も在院しておりますので、食事など気になる方はお気軽にお声をおかけください。

3.治療について
ご自宅でのCPAPの治療イメージ

簡易検査によって治療が必要と判断された場合、当院では経鼻的持続陽圧呼吸法(CPAP=シーパップ)を行っています。
睡眠時無呼吸症候群の多くは、睡眠中に喉の奥が一時的に閉塞してしまい呼吸が止まってしまいます。そのため、鼻マスクから圧をかけた空気を送り込む事により閉塞部を広げ呼吸を維持する治療です。現時点では睡眠時無呼吸症候群に対して最も効果が証明されている治療です。
通院は基本的に毎月必要ですが、難しい場合はご相談ください。

(参考)費用について(3割負担)
投薬や追加検査によって費用は異なりますが、目安は下記になります。
・初診 簡易検査 約3,500円
・再診 CPAP導入後の経過観察 約5,000円/月